2011年10月4日火曜日

インターン説明会開催します!

スタッフ山下です。

さてさて、安達くんがなんとなく告知してくれていますが
インターン説明会の日程が決定しましたのでお知らせします!
(社会人ボランティアの方のご参加もお待ちしております)


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◆日時:2011年10月13日(木)18:30~

◆会場:言論NPOオフィス
http://www.genron-npo.net/about/post-1.html

◆内容:
・言論NPOのミッション今後の活動内容について
・インターン/ボランティアの皆さんにやっていただく仕事について

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実は・・・、
言論NPOは今年、10周年を迎えます!
10年目以降の新しい動きを作るために、
いま、必死になって準備を進めているところです。

言論NPOがこれからどう変わろうとしているのか、
何をしようとしているのか、
皆さんにどんなことを期待するのか。
当日はそんなお話も交えながら、
ざっくばらんにお話が出来ればと思っています。

参加ご希望の方は、

①お名前
②ご連絡先メールアドレス/電話番号
③ご所属

をご記入の上、言論NPO事務局(info@genron-npo.net)宛てにご応募ください。
ご不明な点などあれば、上記までお気軽にお問い合わせください。


多くの皆さんのご参加をお待ちしております!

2011年9月21日水曜日

言論NPOに来ていて思うこと

言論NPO学生インターンの安達です。

今日は事務所に来ていないのですが、
ブログの更新をば。

言論NPOのインターンとして参加していて、
考えていることや思っていることを言う暇が頻繁にあるわけではないので、
このブログを利用して、
考えていることや思っていることをいろいろ書いていこうかと思います。


言論NPOに来ていて、特に感じることというか、ちょっと悩ましいことなんですが、
自分の能力不足がどうも気付かされます。

自覚していることだけでも細かいことを言えばきりがないので割愛しますが、
なんかうまくいかなくて悔しい限りです。

まあこれは今更言うまでもなく前から感じてたことですし、
だれしもが感じたりすることなのかもしれませんが。

「焦る必要はないよ」なんて以前言われたような・・・

今は変に焦っているわけではありませんが、
まだ納得できる状態ではありませんね。

まあ自分の能力不足なんて、
自分でなんとかするしかないですし、
「打たれても勇気を持って一歩前へぶつかりにいく」しかないですけどね。

それに、
言論NPOの活動は社会的にも意義があると思うし、
その活動に少しでも協力したい、力になりたいから
インターンとして参加する、
という思いは、なんだかんだいって学部時代から変わっていないので、
その思いは持ち続けながら頑張りたいですね。


なんだかまとまりのない文章ですが、
とりあえずこのへんで。

さて、余計なことを考えすぎず、インターン集め頑張ろうかなー

2011年9月15日木曜日

作業の報告とインターン募集について

言論NPO学生インターンの安達です。

ブログの更新が滞っていましたが、
これからしつこいぐらい頻繁にブログを更新していこうと思います!
ぜひ見てくださいね!
ただし、しばらくは安達ブログ状態が続きますがw

今日は北京-東京フォーラムの報告書のための作業をしていました。
思ったより時間がかかっています↓↓
もう少し早く仕事を済ませるように頑張りたいと思います。

あと、これからインターン、ボランティアを募集したいと思っています!
説明会の日程は後日このブログに記載しますので、
よろしくお願いします♪

2011年8月7日日曜日

記事をかくということ

こんにちは。久しぶりの投稿になってしまいました。市川です。

いよいよ2週間後には第7回北京-東京フォーラムが開幕するわけですが、実行委員会や事務所でのミーティングも大詰めの段階に入り、緊張感が感じられます。

学生インターンとしては、フォーラム本番(あるいは前段階としてのメンバーフォーラムや実行委員会)でやるべき仕事として、「記事をかく」ということがあります。

現場でメモや速記を取り、内容を理解してまとめ、文章に整えるというものですが、普段の生活ではなかなかできないことですし、自分の書いたものを大勢の方に見ていただけるため非常にやりがいがあります。

そのような記事は言論NPOが正式に発表する文章であり、各界の識者の方々もご覧になりますので、当然事務局の方々や代表の指導・確認を経たのち発表されるものです。
また、書く者としてもなるべくわかりやすく、また誤解を招かないような書き方をしなければならないので表現に気を遣うことも多々ありますが、質の高い議論の最終段階に直接かかわることができるということは大きな喜びです。

フォーラム当日は相当忙しくなりそうですが、日本側の発表として恥ずかしくない文章を書けるよう努力していきますので、皆様の応援をよろしくお願いいたします。

2011年7月13日水曜日

年金改革

こんにちは。市川です。ようやく試験が終わりましたので言論NPOインターンの活動も再開します!

思ったのですが、このブログ、「言論NPOインターンブログ」であるはずなのにほとんど「市川ブログ」状態になってしまっています。私としては発言の機会を与えられてありがたいのですが、一人の学生の独壇場になることが決してよいことだとは思いません。本来、このブログは色々な大学・専門の人が持ち回りで書いていたはずなのですが。。。

ということで、言論NPOの活動に少しでも興味のある学生の皆さまのお問い合わせをお待ちしております!
http://www.genron-npo.net/join/intern.html


今回は、以前書いた文を投稿します。長いです。


【厚生年金適用範囲の拡大はどうなるのか】

厚生労働省は平成13年、「女性のライフスタイルの変化等に対応した年金の在り方に関する検討会」の報告書を発表した。その内容は第3号被保険者制度や離婚時の年金分割など検討会で議論された6つの課題が中心であり、中には既に解消された論点もあるが、未だ課題として残されているものも多い。特に短時間労働者等に対する厚生年金適用拡大の問題は報告書の発表から10年になる現在も大きな論点として議論されており、本年6月「社会保障改革に関する集中検討会議」がまとめた改革案においても言及されている(後述)。以下この問題について適用拡大の利点と難点を明らかにし、政治の動きや今後の見通しについても述べていきたい。


適用拡大すると・・・

 短時間労働者とはパート労働法(短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律)において通常の労働者に比し所定労働時間の短い労働者を指すとされ、厳密にはパート労働者と異なるが、短時間労働者のうちかなりの割合をパート労働者が占めている。そして、パート労働者の約90%は女性であり半数近くは国民年金の第3号被保険者となっているのであるが、第3号被保険者とは第2号被保険者(被用者年金被保険者)に扶養され自ら保険料を負担していない配偶者を言う。現在第3号被保険者となるには労働時間が通常の労働者の概ね4分の3未満、年間収入が130万円未満でなければならない。


 これが何を意味するかと言えば、まず問題として挙がるのは女性が第3号にとどまるために行う就業調整や賃金抑制である。労働するということは賃金を得て生活を向上させようということなのであるから、制度の存在によって働く時間を抑制せざるを得ないというのは何とも奇妙な話である。働く意欲と能力があるのであれば、自らの努力によって最大限の収入を得てその分が年金にも反映されるというのが真っ当ではないか。わが国の年金制度が応能負担を掲げる以上、第3号被保険者以外の人との公平を確保するためにも負担を求めていくべきである。


 また、現在女性雇用者の3割以上がパート労働者であるため、年金財政にも大きな支えとなることが期待される。国民に新たな負担をお願いするのはできれば避けたいところだが、かつてないスピードで進む少子高齢化・労働力減少の中で強ち間違った方向ではないであろう。


本当にそれでいいの?

 それならば直ぐにでも厚生年金の適用範囲を拡大し負担を求めていくべきかといえば、必ずしもそうではない。まず、労働者自身の理解を得る必要がある。家計を支えるために少しでも手取りを多くほしいと考えるのは特にこの不況の中では自然であるし、払った分が将来本当にもらえるのか当てにならないという意見ももっともである。また、年金保険料の半分は使用者負担となることからも容易に想像できるように、パート労働者を多く抱える外食・流通業界などは猛反発している。これまで短時間労働者を多く雇用して負担が軽減されていたのだから今後は痛みを経験すべきだという考えもあるが、ただでさえ低迷する百貨店業界などが負担増に震え上がるのも無理はない。家計を圧迫し個人消費に影響を及ぼすということもありえよう。


 これらの点に関し、検討会の報告書は「論点もある」「今後十分な検証が必要である」などと述べるにとどまり、正面から反対意見に向き合おうとしていない。厚生年金適用推進に関する議論は非常に説得力をもって進められているのだが、デメリットに対する反論がやや具体性を欠くため、はじめから負担増ありきだったのではないかという疑問を禁じ得ないのである。


社会保障改革は政局に翻弄されていないか

 前述のとおり、この論点は報告書が出された時あるいはそれ以前から10年以上に亘って議論されている。しかし、年金制度の核心に触れることや経済界をはじめ多数の利害にかかわることから大幅な改革には至っていない。平成18年には安倍晋三首相が所信表明演説で「再チャレンジ支援策」として「パート労働者への社会保険の適用拡大などを進めます」と述べた上で検討に入ったが、翌年頓挫してしまった。これには原因として財界の反対ということが挙げられるが、もう一つ考えられるのは首相の退陣すなわち政治の不安定性である(安倍首相は平成19年9月、参院選敗北を受けて辞任)。それから4年、今年6月に政府の「社会保障改革に関する集中検討会議」は会議における委員の意見、厚生労働省改革案などを踏まえ改革案を発表した。その中で年金改革については「短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大、第3号被保険者制度の見直し(以下略)」と明記、菅直人首相も意欲を示しいよいよ本腰を入れてこの問題の対応にあたるのではないかという印象を受けなくもない。しかし、現状を見る限り今回もまた政治状況に翻弄されるのではないかという懸念がある。菅首相が「辞任3条件」なるものを示すほど現政権は弱体化しており、今後の社会保障が如何なる方向に進むのか全く不透明なのである。


 東日本大震災を受けて被災地の生活が待ったなしの状況にあるのは言うまでもなく、日本全体をみても国民のほとんどが現行の社会保障制度に不安や疑問を感じている。国家のサステナビリティに直結する議論は政局に振り回されるべき事柄ではないはずであり、政治そのものも中長期的なビジョンを描けるくらいの安定性は保っていかねばならないのである。しかし、残念なことに今この国の政治はそれができていない。極めて憂慮すべき事態である。


 平成13年の報告書は最後に「国民的議論が求められる」と言っているが、同感である。短時間労働者への厚生年金適用の問題は、それだけを単独で考えても答えが出るものではない。女性の就労支援や子育て支援、健康保険制度や税制など多方面からのアプローチが不可欠であり、年金制度全体ひいては国家のあり方(例えば、大きな政府か小さな政府か)にまで及ぶ重大な論点をはらむ課題である。国家の命運を左右する問題であるからこそ、(これは社会保障に限ったことではないが)主権者国民がもっと議論に参加した方がよいと思うのである。国民はそこまでの情報を持ちえない、あるいは自分の生活で精一杯だという指摘があることは承知しているが、国民不在の議論がもつ弊害は十分に認識しなければならない。加えて、政権が変わるたびに議論を振り出しに戻すのではなく、ある程度議論の蓄積ということを意識すべきである。言いかえれば議論の継続性ということになるのであろうが、政治家が官僚をいかに使うかにかかっているといえよう。

2011年6月25日土曜日

正論と暴論の分水嶺

こんにちは。市川です。昨日の熊谷39.8℃は異常でしたね。

毎度思いついたことを述べさせてもらっていますが、、、

開かれた議論ということを考えるとき、“どのような意見でも一旦は外に発表され、そこで自由な議論がなされてこそ真理の発見につながる”という「思想言論の自由市場」という考え方を思い出します。

これこそ自由な議論を支える根幹部分といえるものですが、世の中には「誰が見てもこれはあまりにもひどい」という暴論が存在するのも確かです。

意見表明の自由というものが完全な相対主義に立脚するならば、正論と暴論の分水嶺あるいは言論的価値のヒエラルヒアということを語ることはタブーであり、ましてや「言論」NPOであれば尚更のことです。

どんな意見でも潰しにかかってはいけない。それなら、いわゆる「まっとうな意見」を増やしていくほかはありません。

単なるどなり合いを続けたり、「全部あいつが悪い」という話を始めたりした時点で知的な議論は終わってしまいます(そのほうが面白いとは思いますが…)。知的な議論をしようとある程度苦しむことが、「まっとうな意見」の醸成につながっていくのかなあと思っているところです。

2011年6月6日月曜日

日本の学生は本当に内向きになってしまったの?

こんにちは。インターンの市川です。最近気温の変化が激しく嫌な季節ですね(-ェ-)
前回の投稿まで時間があいてしまいましたので、連続の投稿です。


少し前の話になります。ある人が、米国の大学で、

「最近、学部でも大学院でも日本人留学生を殆ど見かけない。中国や韓国、シンガポールといったほかのアジアの学生はたくさんいるのに、これはどうしたことか」と言われたという話を聞いたことがあります。その人は、

「米国に行く学生が少なくなっただけで、アジア方面へ留学する日本人はたくさんいる」と反論したそうですが、ここ数年、日本人学生の内向き志向ということがほぼ断定的に言われているということは、周知の事実だと思います。

確かに、年間に海外へ留学する日本人はピーク時の8万3000人から1万6000人以上減ってしまったとか、半数以上の就活生が海外勤務をしたくないと答えたとかいうことが各種メディアでも言われています。しかし、単純な数をもって直ちに内向き志向というのは早計に過ぎるのではないかと感じます。

というのも、日本という国が低成長・借金増大・人口減少から抜け出せず、数々の不安要因が次々と生まれてくる中で、これからは何をするにしても海外への展開が不可欠だという認識はむしろ高まっているのではないかと思うからです。留学生の数は減っても(そもそも少子化で絶対的な学生数が減っているのでは?)、現地でどういう目的を持って、何をして、何を持ち帰るかという意識は母国が困難な状況にあるほど高くなるでしょうし、ある意味留学というものの質は上がってくるのではないかと思います(というかそう思いたい)。

ところで昨日、昨年度一緒に韓国へ研修に行ったメンバーで久しぶりに集まることができました。

中には現在留学中で一時帰国された方もいれば、これから留学を考えている方、海外経験の豊富な方も多く、ここでは書けないような会話(?)から将来の進路まで長々と話しましたが、私がこの方たちを立派だと思うのは、敢えて自分に困難を課して日本の外へと活動を広げていこうという向上心が余りにも高いからです。
海外志向が強い一方で、日本人としてこの国が今後どうなっていくのか真剣に考えている人が多いことも驚きました。海外で日本の政治状況が馬鹿にされているのを身をもって感じ、取り残されるという危機感をもっていると話す方もいました。

私は、日本の学生が内向きになったというのは必ずしも一般的にいえることではないと思います。「これではいけない」と自ら考え、国際社会における日本人としてこの国の将来と本気で向き合おうという人もたくさんいる。そこにあるエネルギーは必ず有為にはたらくと思います。

しかし、日本人を内向きにする要素が余りにも多いというのも事実です。誤解を恐れずに言えば、何もないところから秩序を作り出すのはそこまで難しいことではないと思います。それよりも、現在のように既存のしくみが制度疲労を起こし、蓄積物が混沌として存在する方が、秩序形成には却って妨げになるのではないでしょうか。そういう状況では困難山積だとあきらめたり冷笑的になるのではなく、むしろどんどん外向きになって困難山積だからこそ課題を解決するチャンスに恵まれているんだと言うくらいの開き直りがないと、やっていけないのかもしれません。

2011年6月4日土曜日

かんがえたこと

こんにちは。インターンの市川です。久しぶりの投稿になってしまいました。。。
三田に通うようになって2ヶ月になりますが、雰囲気のとてもいい町ですね。


ところで、教科書で見つけたある政治学者の発言ですが

「政治屋は取引と術数に長けて、煽動政治を好むが、政治家はビジョンを持って理性に訴える。これに加えて、政治屋が国民を政治の犠牲として利用する反面、政治家は自分を歴史の犠牲として捧げる。」

(特に今日この頃)いろいろと考えさせられる言葉だと思います。しかし、政治家(屋?!)の資質を問うだけではなくいよいよ国民の覚悟も求められる状況にあると考える方も多いのではないでしょうか。

震災から3ヶ月になりますが、多くの人々が粛々と国家再建のために働く姿を見るにつけ、私は、困難における日本国民の「強さ」、自ら公益を担おうという意識の高さは世界に誇るべきものがあると感じています。そこには、自分の運命を政治任せにはしないという覚悟も見えるような気がします。

「市民の強さ」を決して無駄にしないためにも、確実に変化を起こす議論を展開していかなければなりません。3ヶ月にわたる震災関連の議論も蓄積され、夏には(おそらく今までで最も歴史的な)北京-東京フォーラムもあります。皆さまのお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。

2011年5月26日木曜日

インターンの仕事。

こんにちは。
スタッフの山下です。

今年は梅雨入りが早いようで
東京もぐずついた天気が続いていますね。

昨日は、第21回言論NPOメンバーフォーラム。
「メンバーフォーラム」とは、
その名のとおり言論NPOの「メンバー(基幹会員)」を対象としたフォーラムですが
政治家の方を中心に毎回ゲストスピーカーをお一人お招きし、
朝の時間に、30人程度で議論しています。

大震災を受け、言論NPOでは
「震災後の政府・政治の対応や復興に向けた今後のビジョンとは」
を共通テーマとして、様々な政治家との議論をはじめています。

第21回目となる昨日は、民主党最高顧問の渡部恒三氏をお迎えしました。

渡部氏の「挙国一致」の真意や、今後の原子力政策に関する考えについて
メンバー間で活発な意見交換が行われています。

▼詳細はこちらから
http://www.genron-npo.net/future/genre/cat142/post-144.html


言論NPOのインターンは
(あまり普段の生活では参加しないであろう)こうした場に参加し、

・メモを取り
・内容を記事化し
・議事録をまとめ
・編集し
・公開する

といった一連の作業をすべて担当しています。

次回メンバーフォーラムは6月8日(水)に自民党参議院議員の林芳正氏を
お招きして開催しますが、
メンバーフォーラムに限らず、「言論スタジオ」やその他フォーラムについても
自分自身の体験としてその場の議論に参加し、
コンテンツの公開に到るまでの重要な仕事に携わることができます。

政治や政策、メディアに興味のある方や、「編集」という仕事に携わってみたい方、
ぜひ、言論NPOの活動にインターンとして参加しませんか?


現時点で説明会の予定は決定していませんが、
最近も新しいインターンの学生が続々参加してくれています。

個別での説明や質問はいつでもお受けしますので、
言論NPO事務局(info@genron-npo.net)まで、お気軽にお問い合わせください。


お待ちしております!!

2011年5月2日月曜日

コンテンツ続々。

こんにちは。
スタッフの山下です。

GW真っ最中ですが
皆さんいかがお過ごしですか?

言論NPOではここ数日間でかなり多くの企画を立ち上げ、
「議論のプラットフォーム」を目指す動きを本格的に始めています。

HPにはたくさんの議論がアップされていますので
ぜひぜひチェックしてみてください!

それからまだHPでお知らせが出ていないのですが
ダイヤモンド・オンラインで代表工藤が連載をスタートしました!

震災支援、善意とニーズがなぜ繋がらないのか 政府の限界を乗り越える市民の「課題解決」能力」

こちらもぜひ、チェックしてみてください。


こうしたコンテンツの一つ一つが、
みなさんがこの震災に対して何かを考え、行動を起こす際の、
ひとつのきっかけ・材料になることを願っています。


また、
次回の説明会は連休明けの5月11日(水)19:00~
開催する予定です。
社会人の方も、学生の皆さんも、ご興味のある方はぜひご参加ください!
参加をご希望の方は、こちらからご登録ください。
(お問い合わせ種別で「インターンへの応募」「ボランティアへの応募」を
ご選択ください)

ご不明な点などがあれば、
info@genron-npo.net(担当:山下)までお気軽にお問い合わせください。


多くの皆さんのご応募をお待ちしております!

2011年4月23日土曜日

議論形成の国際的連携はなるか

こんにちは。不注意でPASMOを紛失した市川哲也です(:_;)

皆様はメリディアン180(Meridian180)をご存知でしょうか。

私も数日前まで知りませんでしたが、法学部で所属する憲法のゼミで指導教授から紹介がありました。

上のリンクをクリックすれば詳細がわかると思いますが、メリディアン180は米国コーネル大学ロースクールが主導する議論形成プロジェクトで、英語・日本語・中国語で対話が行われる世界的論壇です。

ところで、言論NPOは「日本の」民主主義を立て直すということを掲げていますが、大規模な日中対話(東京-北京フォーラム)でアジア戦略形成へと活動の場を広げており、参加者にも国際的人脈をもつ方が多く、近年では米国においても注目されつつあります。
(ちなみに言論NPOの英語版サイトはこちらです)

そこで、私は「言論NPOとメリディアン180が結びついたら面白いのではないか」と、ふと思ったわけです。

言論NPOの議論はUSTREAMなどで公開されているわけですが、「この議論をこんなに少ない人数しか見ていないのはもったいない」とコメントを寄せられる方が多くいらっしゃいます。さらに知名度を上げていかなくてはなりません。
仮に、言論NPOとメリディアン180の提携が実現すれば、言論NPOの知名度が上がるのみならず、トランス・パシフィックの議論共同体が実現する可能性があります。
ひいては、政治の混迷する日本において民間レベルの活発な議論活動が行われていることが世界的に認知されることにより、わが国の国益にもつながると考えています。

もちろんこれは一つの例であり、ほかにも世界的な議論の場は多くあるでしょうが、言論NPOの活動がかつてなく広がりつつある中で、国際的連携ということも視野に入れる時が来たように思います。

代表からは「必ず具体化するように」とのことでしたが、インターン生としても非常に大きな仕事ができるかもしれません。早いうちに動き始めようと思います。

閲覧者の皆様でご意見・ご感想のある方がいらっしゃいましたらぜひお寄せください。参考にさせていただきます。

2011年4月11日月曜日

インターン新規募集!!

こんにちは。インターンの市川です。
地震が続いています。怖いですね・・・


さて、新年度になり、言論NPOでは
新たにインターンを募集します!


言論NPOでのインターンシップでは、政策別討論会や北京-東京フォーラム(日中対話)などのコンテンツに深く関わることができ、まさに日本を担う議論形成の最前線で活動することができます。

特に今年は、ただでさえ日本の政治や民主主義が大きな転換点にある中で、未曾有の震災という新たな局面が生じ、これから言論NPOが社会に発信していく議論は本当の意味で歴史的なものになると考えています。


これからの日本を創る、歴史的な仕事をしたいと思いませんか?


でも、これだけでは「実際インターンでどんなことをしてるかわからない」「自分にもできるのか」と疑問に思われることも多いと思います。

そこで、今年度初となるインターン説明会

4月20日(水) 19:00~

言論NPO事務所にて行います。(1時間程度、スーツで来場の必要なし)
説明会では、詳細な業務内容の説明のほか、
皆様からの質問にもお答えしますので、少しでも興味のある方はぜひご参加ください!

説明会への参加申込み、お問い合わせは、
こちらのページから。

なお、説明会に参加できない方の個別対応も可能ですので、
その場合もお気軽にお問い合わせください。

さらに、学生インターンとしてではなく、
言論NPOの活動に関心のある社会人の方のボランティアも大歓迎です。
ボランティアのご応募に関するお問い合わせは、
こちらのページからお願いします。


来週には、各大学での広報もスタートさせる予定です。

それでは、皆様とお会いできるのをお待ちしております!

2011年4月5日火曜日

こんにちは。
スタッフの山下です。


新学期、新年度も始まり
それぞれに新しい生活が始まっていることと思います。

さて、僕は年度始めは中国・北京市にいました。
第7回北京-東京フォーラムの事前協議のため、
3月31日から4月2日までの三日間、中国に飛びました。

内陸の北京は寒暖の差が非常に激しく、
31日には20度ほどあって日本より一足先に春を感じた
と思ったら
1日は気温が1度ほどまで下がり、しかも雨・・・。
しびれました。

そこで手がけた仕事、感じたことについては
また後ほどじっくりお伝え出来ればと思います。
今回とりあえず、北京の風景をお届けします!


【北京市の風景】ホテルから。



 【天安門広場】タクシーの窓から。
ちなみに中国の交通事情は本当に激しい。

「中国でちゃんと運転できたら日本でレーサーになれるね」(代表工藤)

2011年3月30日水曜日

韓国の民主主義と非営利団体

こんにちは。インターンの市川哲也です。

昨日も支援企業の方々とのミーティングで「日本の民主主義」という話が出ましたが、先月大学の研修でソウルの延世大学に行き、韓国の政治文化や参加型民主主義について考えることがあったので書きたいと思います。

韓国人の政治への関心は(民主化が遅かったこともあり)一般に高いようですが、その背景には高度なインターネットの活用と非営利団体を通じた市民の参加があります。

そもそも韓国のITには目を見張るものがあり、T-moneyのような電子マネーの普及は日本以上ですし、大学ではタッチパネルを利用したメディアセンターの席の予約・各国の新聞閲覧サービスのほか、日米中をはじめ各国のテレビを視聴できるラウンジなど、本当に驚きました。しかも、そういった設備が見掛け倒しではなく、実際に十分活用され学生が熱心に勉強しているわけですから、自らを省みても、日本はどうだろうかと焦りすら覚えました。

インターネットの活用も、こうしたITの発達に必然的に伴うものです。しかし、そこに市民の政治参加という要素が加わることで、非常に興味深い状況になっていると感じます。木宮正史氏の著書『韓国―民主化と経済発展のダイナミズム』(ちくま新書)によれば、「韓国の場合には、社会的要素を政治システムに結びつける経路が組織化されず、非常に流動的かつ無定形であるために、インターネットを利用した新たな経路が注目され重要な意味を持ちやすい」とのことですが、02年の大統領選挙がそうであったように、非営利の団体がインターネットを利用して国民の参加を呼びかけ、政治的パワーにつなげる動きは既に顕在化しているようです。

これは、何も特定の政党や候補者を持ち上げようというのではなく、ある時は非営利組織主催の候補者討論会を放送し国民に判断材料を提供する、或いはネット上で市民参加の議論を行うというように、純粋に参加型の民主主義を実現しようという努力もなされているということですので、その点は注目に値します。

延世大学の講義で、T. J. Lah教授は非営利団体の役割についてBarking(opposition to socially-ill behaviors)とWorking(participate in government's decision making)ということを仰っていましたが、強いて言えば前者はProPublica、後者は言論NPOというイメージでしょうか?

一方で、前述の木宮氏はこうした団体の活動が影響力をもつにつれ政治権力に包摂される危険があると指摘しています。特に韓国では「社会における指導層、名望家中心」の活動が政治権力からの自律性を維持できなくなり、緊張関係を失った例があるという話には考えさせられます。

▲ソウル・光化門の政府中央庁舎と太極旗(2月撮影)

2011年3月24日木曜日

データベース構築中。



こんにちは。
スタッフ山下です。

連日の登場です。

今日は、クラウドコンピューティングのリーディングカンパニー、Salesforce社の担当者さんと打ち合わせ。

Salesforceさんは、「1・1・1モデル」(就業時間の1%、株式の1%、製品の1%)を社会貢献に使うという方針のもとで、ボランティア活動や非営利向けCRMの無償(!)提供をされているんですね。
CRMシステムを構築するのですが、Salesforceを使ってできそうなことを聞いたとき、とても感動し、興奮しました。
しかも非営利は無償!

「本業を通じた社会貢献」
というのは強いな、と改めて感じます。


こうした作業も
言論NPOを支えていただいている方や、これから支えようとしてくださる方に
私たちの商品=議論を的確にお伝えし、
この活動をより多くの皆さんに支えられる動きへと成長させるために、必要なことなんです。

粛々と、着実に進めていきます。。。



一風変わった内容でしたが
こんな形で投稿を続けていきますんで
どうぞよろしくお願いします!


ではまたー!


ご意見は
yamashita(あっとまーく)genron-npo.netまで!

2011年3月23日水曜日

私たちにできること

どうもこんにちは。
スタッフの山下です。

市川くんが連載を執筆するまで
だいぶ間があいてしまいました・・・スミマセン。

このブログは
「言論NPOスタッフとインターンが、活動を通して感じていることなどを思いのままに更新していきます」と謳っていますので、スタッフの私も思いのままに投稿していきます!
ウェブサイトではお伝えできないようなことも含めて、
言論NPOがどんな動きをしているのか、しようとしているのかなどを
皆さんにお伝えできればと思っています。


さて、11日の大震災から早くも二週間が経とうとしています。
たくさんの尊い命が奪われてしまったことに、本当に心が痛みます。

皆さんの中にも、「自分には何ができるのか」を自ら問い、
実際に様々な行動を取っている方もたくさんいると思います。


この間、本当にたくさんの方から、言論NPOに対する期待の言葉をいただき、
多くの人から期待されているんだな、と改めて感じたここ数日間でした。

私たちは、いますぐ被災地にいって救援活動を行ったりすることはできません。
それでも、そうした多くの皆さんの声に応え、議論の力で、
私たちなりの役割をしっかりと果たしてかなければと気を新たにしました。
代表工藤含め、全員で覚悟を決めて取り組んでいきます。

すでに

緊急対談「被災地のために、僕らは何をするべきか」
座談会「被災地の復旧と復興、市民に何ができるのか」
第二回アドバイザリーボード会議「日本の復興に向けた言論NPOの役割とは」

を行い、twitterでもかなりの反響をいただいていますが、
いま、今後の議論の展開のために、スタッフ一同必死で準備を進めていますので、
ぜひぜひ、ご期待ください!


それから、おまたせしておりますが
近いうちにインターン説明会、ボランティア説明会も開催する予定です。
改めてこのブログ上で告知しますので、チェックして下さい!


何かご意見やご感想があれば、
yamashita(アットマーク)genron-npo.net
までメールをお送り下さい。
一件ずつ、必ず返信いたします。

ではまた!

2011年3月19日土曜日

震災から1週間

こんにちは。前回に続き市川です。

未曾有の震災から1週間が経ち、被害の大きさが次第に明らかになりつつあります。今回の地震・津波で尊い命を失われた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、避難されている皆様の生活が一日も早く安定に向かうことを願わずにはいられません。
また、原発は依然予断を許さない状況にあり、計画停電の長期化も懸念されています。私はこの1年、言論NPOの活動において「不確実性」という言葉をよく耳にした気がします。今、国民の安全・生活はどうなっていくのか、経済はどうなっていくのか、わが国を取り巻く国際的環境はどう変化していくのか、まさにこれまで以上に「不確実性」の高まった状態にあるのだと思います。

私はよく「考えがネガティブすぎる」と言われてしまうのですが、正直、これからのことが不安でなりません。しかし、被災地で苦しい生活をされている方、決死の覚悟をもって最前線で働いている方を思うと、下ばかり向いていては本当に申し訳なく思います。
そこで、識者の方々も言われていますが、この難しい状況を寧ろ国を大きく変える契機にできないか、ということが重要になっていると思います。
不幸にも事態が起こってから情報管理や国と地方の関係の問題が露呈する形になりましたが、何としても尊い犠牲の上に新しい国のしくみを作っていこう、そしてそのための全社会的議論を進めていこうという一人一人の姿勢が求められていると考えています。

2011年3月11日金曜日

なぜ言論NPOにいるのか

こんにちは。慶応大学法学部の市川と申します。
昨年5月から一年近く言論NPOで活動しているのですが、今回が初めての投稿です(今後はいろいろ書きますのでよろしくお願いします!)

 まず、なぜ自分が今言論NPOにいるのかと考えると、きっかけは全くの偶然だったのかなと思います。何気なく見た大学の掲示板に貼ってあった「インターン新規募集」のポスター。その中にあった工藤代表の「一緒に日本を変える仕事をしましょう」(でしたっけ?)という言葉に惹かれ、何もわからない状態でしたがまずはやってみようと活動をスタートさせました。
 
 それまで、私は某大臣の事務所で少し政治を学んでいたのですが(これも偶然がきっかけです)、国会議員や秘書の方々と関わり、議員勉強会などにも参加させて頂く中で、今の日本、かなりまずいんじゃないか?という漠然とした意識は持っていました。また、支援者や住民の方々と話す機会もありましたが、これだけ政治が停滞する中で、まだ政治を諦めていない、自分でも何かやりたいと真剣に考えている人が大勢いるんだということに正直驚いた記憶があります。しかし、そういった一般の人たちが議論できるプラットフォームは全然ないし、何かそこからエネルギーを生み出す術はないのかなあとぼんやり考えるにとどまっていました。
 
 議論の力を通じてこの国の民主主義と市民社会を強いものにしていくという言論NPOのミッションは、確かに相当な高い目標かもしれません。しかし、だからといって自分たちの将来を他人任せにしたり、課題解決のための議論から逃げたりしていては、もはや自然後退のみなのかもしれません。学生だからといって(あるいは学生だからこそ)傍観者になるのではなく、僅かでも何か自分がそのための役に立てないだろうかと模索し、行動できればと思います。

まだ私はそこまでの修行が足りませんが...