2010年5月1日土曜日

自己紹介

こんにちは、東京大学公共政策大学院修士一年の竹川彬史と申します。今回、言論NPOのインターンシップに新たに加わり、僭越ながらブログを更新させて頂きます。
言論NPOに参加しようと思った動機は、私がこの団体の理念に深く共感し、その活動に関わりたいと思ったからです。その理念とはつまり、日本の市民社会を強くするということです。代表の工藤さんによれば、日本の市民社会は弱すぎて政策形成に参加できていないと。そこで市民社会をリードするための組織が言論NPOということでした。私自身、日本はもっと市民が積極的に動くべきでは、と思っています。特にアメリカのカリフォルニアに一年間留学していた頃、それを強く実感しました。というのも、丁度その時オバマが当選した大統領選があり、学生を含めアメリカ人みんなが能動的に「アメリカ社会を変えよう」というムードに満ちあふれていました。特にカリフォルニアはリベラルな風土ですので、オバマ支持者が多く、どこに行っても「オバマに投票しよう!」と呼びかけられました。"CHANGE"と"HOPE"というスローガンを掲げ、「市民社会」というアクターが政治を動かしていた、そう感じたのです。
では日本はどうでしょうか? 首相が変わったところで日本人は何も期待していないのではないでしょうか?私がアメリカから帰国した夏に、「政権交代」の衆議院選挙がありました。確かにその選挙は今までに無いくらいの注目を浴び、結果的には自民党政権に代わり民主党が政権を握りました。しかしそれは積極的な変化だったのでしょうか?私の目には、「自民党はだめだから民主党にでも入れようか」といういわば消去法が生み出した結果に見えました。 市民社会が動けば必ず良い結果が生み出されるという訳ではありませんが、それでも私たちは一つのアクターとして働きかけることはもっとできると思います。長くなってきたのでこの辺で切り上げますか、このような問題意識を以てインターンに取り組みたいと思います。自分がどれだけできるのか、自分自身がわかっておりませんが、どうぞよろしく御願いします。

竹川彬史