2009年2月6日金曜日

【学生ディスカッション④】中央大学

※企画詳細については以前の投稿『【新企画!】学生ディスカッション』をご覧ください。

「学生ディスカッション」第四弾は、中央大学からお届けします。
以下のような方向性が、議論の結果、出てきました。

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1、ショー化する報道
絵やストーリーになるかどうかで報道が方向付けられてしまっている。本来一番
大事であるはずの、社会がどう変わるかといった視点が、優先されているとは思
えない。なぜ、漢字の読み違えや、首相個人が給付金を受け取るか否かがあそこ
までフォーカスされるのか疑問。

2、まず結論ありきの報道
・麻生批判は一方向すぎ。「何」が「なぜ」問題なのかを指摘して、「代案」を構
築していくという健全な批判ではない。批判のためのネタ探しをしているとさえ
感じられる。官僚批判にも同じ傾向が感じられる。
・オバマ礼賛と麻生批判の落差に違和感を覚える。オバマに悪い面・麻生にいい面
はあるはずだ。正しい評価を行うというジャーナリズム本来の機能が死んでしま
っている。

3、無責任の時代
・「社会や国家・世界のため」に何かをするということが、全く魅力を失ってしま
っている。このままいくと、日本のことを考えて行動する人物はいなくなってし
まうのではないか。大変に心配である。
・政治家も官僚もマスコミも、そして有権者も己の狭い利害得失に囚われているよ
うに感じる。自らの社会的責任に対して無関心だ。「無責任の時代」と嘆く
しかないのか。