2009年3月1日日曜日

学生企画10

あ、どうも。インターンのいがらしです。
前のほうに書いているひとたちほどしっかり勉強していませんが、少子高齢化をテーマに書いてみます。


事務所でいろいろな作業をしていると、この分野については「想像以上に」建設的な議論がなされているように思います。出生率を上げるために「一人っ子政策」の逆をやるのではなく、子供を持ちたいという要望に応えられるような環境整備を急ぐということらしいですね。

「お金がないから子供を持てない」 →雇用対策をしよう!
「仕事と両立できないから・・」 →いろいろな働き方を経団連に提言だ!
「保育所が足りないから・・」 →要件を緩和して、地域の実情に即した保育施設を認めよう!

そうしないと、●●年には手遅れになるから。現役世代と退職世代のバランスが崩れて、医療や年金が・・って。




「出生率が上がった!これで医療と年金の制度が廻しやすくなるぞ!」

十年後、結果が出た暁にはこう仰るおつもりで?


未来世代は、現在世代を支えるために生まれてくるわけではありませんよね。僕が親から「お前は俺を養うために生まれてきたんだ」と言われたら、顔もみたくないと思いそうです。ただでさえ発展の代償として前の世代が遺していく、地球規模の「ツケ」に取り組まなければいけないのに。ああなんでこんな時代に生まれてきたんだろう。なーんて。

それより深い絶望感を背負って、未来世代は生きていくことになるんですね。生まれてきても不幸にしかならないから、子供は生まなくていいです。そんな展開にはなり得ませんから、政府の方針に間違いはありません。しかし彼らに期待するのであれば、少しでも彼らの絶望感を取り除けるような未来に向かわなければいけない。引き継ぐ課題は少しでも軽くしておくべき。すなわち、未来世代の利益を現在の利益衡量に織り込むべきで、それは政治全体の話になりますね。

長期視点が見られないどころか、目の前の課題すら「選挙」「選挙」で解決できない政治。
頼むよ。未来世代が暴動起こすぞ。

マンガの読みすぎで、「ほろ酔い会見」もフィクションだと思ってしまういがらしでした。

え?現実?またまたご冗談を。
世界2位の経済大国の経済担当がそんなこと、ねぇ?