2009年6月7日日曜日

政治のことば と 政治とことば

みなさん こんにちは。そしてはじめまして。
インターンの石田です。
最近はブログもで色んなことができるんですねー。
ビックリです。でも絵文字はなんとなく自粛しておきました。。v

それはともかくとして、今言論NPOは、間近に迫った政権選択選挙をにらみながら、
現政権下での政治の評価作業を進めています。
評価は、経済、社会保障、外交、環境…と複数の分野ごとに行ないます。
そしてそれぞれの分野に担当インターンがいて、評価活動にも参加しています。

というわけで、雇用担当のわたしは、
日々厚労省や国会図書館のHPに出かけて行って、資料や議事録を読み、
年末の派遣村のように仕事も家も失ってしまった人たちがいる一方で、
介護現場のように、過酷で慢性的に人不足に陥っている現場がある、
そんな問題山積の現状に、政治はどんな答えを出そうとしたのか
(あるいは出していないのか)チェックしようとしています。

そこで考えるのは、政治の語る「ことば」についてです。
一体どれくらいの政治家が、国民に向かって「ことば」を発しているのでしょうか。
用意された書類をそのまま読んだり、簡単に発言を撤回したり、
半世紀も前のおじいさんとの思い出を語ったり、
おじいさんのスローガンを党首選でかかげてみたり(単なるノスタルジーなんじゃ…)
わたしには、今の政治家から、今の国民に向かった「ことば」が発せられているようにはあまり思えません。

政治が「くに」に起こった問題を解決するためのものだとするならば、
政治がどういう議論をして、どういう選択をして、
どういう解決策を取るに到ったのか、国民に対してきちんと説明するのが本筋です。
そして国民に語るならば、その「ことば」は、
半世紀も前に使い古されたひなびた「ことば」ではなくて、
シンプルでも、将来に希望が持てるような「ことば」であってほしいと思います。